メモの魔力をオーディオブックで繰り返し聴いて感じた効果はズバリ3つ。
- 物事の本質を見抜けるようになる
- アイデアがどんどん出てくるようになる
- 自分をよく知ることができる
この記事では、50歳の節目に脱サラを目指し奮闘している私が、メモの魔力の内容を要約し、活用した結果どんな効果を感じているかを解説します。
メモの魔力をオーディオブックで聴き続けたらメモ魔になった話
実はメモの魔力を最初に読んだのは数年前。
いつものように、紙の書籍を1回読んで終わっていました。
何回か書籍に書いてあるメモのとりかた、思考のしかたを試した記憶はあるのですが、いつのまにか止めていました。
しかし、オーディブルの読み放題メニューにメモの魔力を見つけてから、もう一度挑戦しようと思い立ち、通勤時間に繰り返し聴いたのですが、想像以上の効果が出ましたので、ここで紹介したいと思います。
メモの魔力の内容
本の構成は5章構成で、第1章~2章がメモのとり方について、第3章~第4章は自己分析について、第5章ではメモを努力ではなく習慣にするコツが語られています。
- (序章)「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
- (第1章)メモで日常をアイデアに変える
- (第2章)メモで思考を深める
- (第3章)メモで自分を知る
- (第4章)メモで夢をかなえる
- (第5章)メモは生き方である
- (終章)ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう
前田式メモ術
第1章では、「何のためにメモをとるのか?」、「メモ魔になることで鍛えられるスキル」、「具体的なメモのとりかた」が解説されています。
私たちが普段メモしているのは、「記録としてのメモ」がほとんどですが、これはロボットやコンピューターでもできること。
そうではなくて、本書ではメモは知的生産のためにとると強調しています。
僕らから生まれ出るほぼすべてのアイデアは、普段無意識に通り過ぎてしまいそうなことに目を向けて、逃げずにそれらを「言語化」することで生まれています。その知的生産の過程を、「メモ」と呼んでいるのです。
メモの魔力 前田裕二著
前田式メモのとりかた要点をまとめるとこんな感じです。
- ノートは見開きで使う
- 左ページにファクト(事実)を書く
- 右ページに抽象化、転用を書く
- インプットした「ファクト」をもとに応用可能な粒度に「抽象化」する
- 「抽象化」したものを自らのアクションに「転用」する
その他、記号の使い方や4色ボールペンを使った色分けのしかたまで細かく解説されています。
イメージ図にするとこんな感じです。
※下図は前田式メモ術を使用して私が独自に作成したサンプルです。
抽象化
第2章では、抽象化のしかたを色々な角度から解説してくれます。
前田氏いわく、一番重要なところです。
この「抽象化」こそが僕のメモ術の根幹です。もっと言うと、人間に与えられた最も重要な思考機能であり、最大の武器であると、確信をもって断言できます。
メモの魔術 前田裕二著
抽象化には「What型」、「How型」、「Why型」の問いで導き出す方法があり、特に「How型:どんな?」、「Why型:なぜ?」による抽象化に価値があると言います。
どんな?やなぜ?で深堀っていき、事象の本質を考えることが抽象化です。
そして、最終的には自分のアイデアに転用するためのものになるため、より汎用的にすることで、転用しやすくなります。
そのためには、常に「他に活かせないだろうか?」と考えながら抽象化ことがコツになります。
さて、抽象化のしかたが分かったとしても、最終的に何に転用すればよいか、何のためのアイデアがほしいのかが曖昧だと、意味がありません。
この本を読んで「さあメモを、抽象化を始めよう!」と意識が変わるのは思考癖としてはいいのですが、その人自身に切羽詰まった問題意識、すなわち転用すべき他の具体課題がないと、単なるゲームで終わってしまうということです。
メモの魔力 前田裕二著
自分は何の課題を解決したいのか、何がやりたいのかという自己分析が必要で第3章につながります。
自己分析
自己分析も前田式ノート術を使って深堀っていきます。
しかも、尋常じゃないほど深掘ります。
最高レベルまで分析する場合、付属資料の【自分を知るための自己分析1,000問】の質問に答えるまで掘ります。
1,000問というとげんなりするかもしれませんが、「これは自分にとって不変の価値観だ」と感じられるような自分を一本貫くような人生の軸を見つけられれば、その時点で止めればよいのです。
こうやって、自分の真の価値観に気づき、真の目標を定めることによって、今後「具体→抽象化→転用」によってでてきたアイデアがあなたが本当にやりたい目標のために使えるようになるのです。
メモの魔力の効果
それでは、私が何を実践したかを紹介していきます。
何を実践したか、1行で述べるとしたら、
「とにかくメモを書き、抽象化→転用をした」です。
自己分析を散々やったあげく、ぼくのやりたいことは、脱サラ+独立でした。
その背景や理由を書くと超長文になるため割愛しますが、メモをとる際、最終的には脱サラ・独立につながるアイデアに転用することを決めています。
すべてを脱サラ・独立に結びつけるのは難しいのではないかと思うかもしれませんが、意外と簡単です。というかすべてこじつけます。
例えば、会社で定時後に急な依頼が来たため、残業をした場合
一見「脱サラ・独立」とは関係ないように見えますが、ムダな時間を無くし、脱サラ・独立のための時間に充てられるので、これでよしとしています。
もう1つ例を挙げます。
先日、花粉症のため耳鼻咽喉科に行った際、看板が気になりました。
実際X(Twitter)で笑顔の似顔絵を貼ったところ、フォロワーからのリアクションが増えました。
すごく小さな気づきですが「脱サラ・独立」した後に役立つマーケティングスキルになると思っています。
このように、「ファクト → 抽象化 → 転用」を繰り返すことにより、アイデアが無数に出てきますし、モチベーションも上がり、楽しいです。
実際に脱サラした場合は、自分のアイデアを試し、改善していくという行動は不可欠になるため、もっともっと訓練していこうと思っています。
メモの魔力をオーディオブックで聴く理由
あなたが新人のエンジニアたったとして、「プログラミングのいろは」という本を読み、独力で行動して成果が出ると思いますか?
難しいですね。よほどセンスがあったとしても、効率が悪いでしょう。
かたや、凄腕の先輩エンジニアが横についてくれ、常にアドバイスをもらえたとしたら、最短ルートで成長できると思います。
本のノウハウも1回読んだだけで、著者の思惑通り行動できることは稀で、行動しながら本を繰り返し読むことで、「あぁ、そういうことだったのか」と気づきを得ることができます。
ただ、本を繰り返し読んで身につけたいけど、時間が足りないという人が多いのは事実です。
本を読むための時間を確保しないといけないからです。
しかし、本を聴く場合、ながら作業で聴けるため、時間を確保する必要がありません。
- 電車に乗りながら聴く
- 通勤で歩きながら聴く
- 家事をしながら聴く
- 散歩をしながら聴く
- ジョギングをしながら聴く
メモの魔力をオーディブルで聴く場合、4時間27分ですべてを聴けるため、1.5倍速で聴くとすると約3時間で1周します。
オーディブルは、最初の30日間は無料のため、無料期間中に十分繰り返し聴くことができます。
私のおすすめは、以下のように1ヶ月で3回聴く方法です。
- 1回目は等倍でじっくり聴く
- 2回目は1回目の直後に1.5倍速で聴く
- 3回目は無料期間が終わる直前に1.5倍速で聴く
なぜメモの魔力を繰り返し聴くと成功するのか
本を繰り返し聴いていると、ボーっとして全然聴いてなかったと思うときがあります。
しかし、それでOK。ボーっとしているときほど潜在意識に刷り込まれているため、実は身についているのです。
潜在意識について詳しく知りたい方は、「なぜかうまくいく人のすごい無意識 梯谷幸司著 」を読むとその理由が分かります。
そして、「なぜかうまくいく人のすごい無意識」もオーディブルの聴き放題で聴けます。
\ 30日間 無料体験 /
メモの魔力はオーディオブック以外に何がある?
紙の本とKindle
書籍は紙の本とKindle版があります。
AMAZONレビューでは2024年3月時点で★4.2 4,297個の評価です。
Kindle版も30日間無料体験があるので、メモの魔力を無料で読めます。
メモの魔力をオーディオブックで繰り返し聴いてメモ魔になろうまとめ
いかがだったでしょういか?
この記事では、メモの魔力を読んで私が何を実践し、どのようなことに効果を感じているかをまとめました。
仕事やプライベートで成長していないと感じたとき、夢はあるけどなかなか行動できないとき、まずはメモ魔になってみてはいかがでしょうか?
とにかく、たくさんのことに気づき、アイデアもたくさんでてきます。
このような状態に入ると、なんだかイキイキしてくるんです。
ぜひ試してみてください!
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- 24年目のITエンジニア
- 50歳の節目で脱サラを目指し奮闘中
- ネットショップと投資が好き
- 年1回海外に家族旅行に行くのが夢
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