会社の部下とコミュニケーションがうまくいかない。
プライベートではパートナーとの会話が少ない。
このような悩みを抱えていたある日、本屋さんで気になるタイトルの本が2つありました。
- 人は話し方が9割
- 人は聞き方が9割
私はこの2つの本を繰り返し読み、仕事もプライベートも上手くいくようになりました。
「上手くいくようになった」というよりは、仲良くなりたい人との関係性を少しずつ向上させていく方法が身に付いたと言った方が正しいかもしれません。
この記事では、人は話し方が9割と人は聞き方が9割、どっちを先に読んだらよいかという問いに対して、それぞれの内容を解説しながら答えていきます。
両方を無料で読む方法もありますので、最後まで読んでいってください。
人は話し方が9割と聞き方が9割どっちを先に読むべき?【結論】話し方です
この本を読んでいる方の9割は、コミュニケーションがうまくなるようになりたいと思っているのではないでしょうか?
コミュニケーションがうまくなるために必要なスキルは「話し方」か、「聞き方」か?
答えは両方なんですけど、、、
コミュニケーションがうまい人は、なぜ頼られるのか、なぜ好かれるのか?
本質が分かると「聞き方」が重要なんだと分かります。
そして、「聞き方」は「話し方」よりも取り組みやすく、効果が出やすいのです。
では「人は聞き方が9割を」先に読んだ方がよいのでは?と思うかもしれませんが、
本書の第1章で「話し方において一番大切なことは、聞くことである」と言われているように、なぜ聞き方が大切なのかを知ってから、「聞き方」を徹底的に追及する方が身に付きやすい(腑に落ちやすい)のです。
そうです。本書は、話し方の本です。
なのに、なぜ、聞き方が重要だと思うのか?
それは、前項で紹介したように、人は誰しも自分のことに関心を持ってほしいと思っており、認めてほしいと考えているからです。
そうした相手の自己重要感を高めるのに最も有効なのが、「聞き方」をマスターすることなのです。
人は話し方が9割 松永茂久著
人は話し方が9割の要約
本の構成は4章構成で、第1章でマインドセットをおさえ、第2~4章ではさまざまなテクニックを教わります。
- (第1章)人生は「話し方」で9割決まる
- (第2章)「また会いたい」と思われる人の話し方
- (第3章)人に嫌われない話し方
- (第4章)人を動かす人の話し方
コミュニケーションの達人だけが知っている三大原則
まず第1章で大事なマインドセットについて語られています。
コミュニケーションの達人と普通の人、違いは何なのか。
達人は100倍努力をしているのか?
そうではないようです。達人はほんの少しだけ、人とコミュニケーションを取る上で、大切なことを知っているだけなのです。
「人は自分への関心が一番強い」
「人は自分のことをわかってほしい生き物」
「人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ」
人は話し方が9割 松永茂久著
これを見るだけでも「聞く力」が重要なのが分かると思います。
この後第1章では、相手に9割しゃべらせる拡張話法を教わります。
話し方のテクニック
第2章~第4章はさまざまなシチュエーションでの話し方のテクニックを教わります。
その中から私が実践して、即効果を感じた3つを紹介します。
「やっぱり、おいしい」
「やっぱり、説得力がある」
など、「普段から思っていたけど」というニュアンスを含ませると言われた方は嬉しいものです。
私はこれを応用して、「ありがとうございます」ではなく、「いつも、ありがとうございます」を使ったり、「調子いいね」ではなく、「今日も、調子いいね」と言ったりしています。
面とむかって言われるのではなく、目を合わせずに独り言のように、ボソッとつぶやくと、本心なのが伝わります。
会社で部下の資料のレビューをしていたときに、ボソッと「おっ、分かりやすいな」とか、妻の作ってくれた料理を食べているときに、「うまっ!」とか。
もちろん思ってもいないことはつぶやかないですが、思っていることを口に出すだけなので、簡単に実践でき、これが当たり前になるといつのまにか周りの空気が良くなります。
最後に紹介するのは、「人に嫌われない話し方」で出てくる正論の伝え方です。
間違えた考えを持っている人、否定的な意見を主張してきた人に正論を伝えるとき、ストレートに言うと相手を傷つけてしまいます。
A部長にレビューで曖昧な指摘をされたんですが、もっと明確に言ってくれないと分からないですよ
方向性を出してもらっているのだから、それを形にするのがあなたの仕事では?全てA部長が答えを出すのであれば、あなたの存在意義がないよね?
これでは、相手の逃げ場を塞いで追い込んでしまっています。
このような場合は、相手と目線を揃えて相手に寄り添って、共感しながら伝えます。
私もA部長に対して同じことを思っていました。しかし曖昧だからこを自分で考える余地ができ、考える力が養われるんです。そこまで分かった上であえて曖昧な指摘をしているんだと思いました。今は感謝していますよ。
人は聞き方が9割の要約
本の構成は4章構成で、第1章でなぜ聞くことが大事なのかを腹落ちさせてくれます。
第2章以降で具体的なテクニックに入るのですが、その中でも「魔法の傾聴」が実践しやすく、すぐ効果もでるため取り組みやすいです。
- (第1章)なぜ「聞く人」はうまくいくのか?
- (第2章)人に好かれる人の聞き方
- (第3章)嫌われない聞き方
- (第4章)「また会いたい」と思われる人の聞き方
聞く側に回った方が人生のあらゆる面で有利になる
人はみな話したい生き物である。
そして、認めてほしいし、分かってほしい。
こんなにも需要があるのに、うまく聞ける人は少ないようです。
聞き方のテクニックというと、難しく感じるかもしれませんが、
実は聞くことは話すことよりも断然に簡単なのです。
本書で紹介している「魔法の傾聴」を見て分かるように、何か難しいテクニックがあるわけではないのです。
- 表情
笑顔を先出しし、相手の表情に合わせて話しを聞く - うなずき
うなずきに強弱をつけ、リズムを持たせる
普段は弱、相手の感情がこもったときは中、自分も大きく納得したら強 - 姿勢
スマホは置き、相手にへそを向けて聞く - 笑い
笑わせるのではなく、一緒に笑う - 感賛
感嘆+称賛。「わぁ~。いいねぇ」みたいな感じ
私も実際にやっていますが、すぐに何回も試すことができ、効果も感じています。
この「魔法の傾聴」だけでも効果絶大なのですが、本書では、嫌われない聞き方やオンラインでの聞き方のテクニックなどが解説されています。
嫌わらない聞き方の章では、以下のようなポイントがあるのですが、身近な人や部下と接するときに、思わずやってしまっているなと感じ、気をつけるようになりました。
- 人の違う意見を否定しない
- 自分の常識を押し付けない
- 相手の話にマウンティングしない
人は話し方が9割と聞き方が9割どっちも読んだ感想
私は「人は話し方が9割」→「人は聞き方が9割」の順番で紙の本を読んだのですが、その後はオーディブル
そして日々の自分の聞き方をチェックし、できていないところを改善しています。
両方を読んだ上で、まずは聞き方を極めようと思ったからです。
私は聞き方が刺さりました
本の内容に共感し、実際に日々のコミュニケーションで試しているのですが、聞き方に関しては分かりやすいほど効果を感じます。
その中でも1番効果を感じたのは、「魔法の傾聴」の感賛。
「わぁ~、いいねぇ」というリアクションです。
このリアクションの後は、相手の声のトーンが上がりますし、会話がはずみます。
そして、「表情」、「うなずき」、「姿勢」は慣れてくるとそれが当たり前になります。
目に見えて効果があるため、継続もできる。
好循環を保てています。
人は聞き方と話し方で18割
人は話し方が9割と聞き方が9割どっちを先に読むべき?の問いに対しては、「話し方」が私の意見でしたが、どっちが大事?という問いになれば「聞き方」と答えます。
その理由は、「聞き方」を先に極めてから「話し方」磨く方が効果が出やすいと思うからです。
しかし、この2つには共通点があり、どちらも相手を気持ちよくさせるということを意識しておけば、うまくいきやすいです。
話し方が9割、聞き方も9割、結局どっちが本当の9割なの?
と思う方もいるかもしれませんが、私の解釈ではうまくコミュニケーションを取るためには、9割が話し方で決まり、その話し方の9割は聞き方で決まるのだと思っています。
人は話し方が9割と聞き方が9割どっちも無料で読む方法
紙の本とKindle
書籍は紙の本とKindle
人は話し方が9割のAMAZONレビューは2024年4月時点で★4.0 5,138個の評価です。
人は聞き方が9割のAMAZONレビューは2024年4月時点で★4.2 2,448個の評価です。
どちらも非常に高い評価を得ています。
Audible
AMAZONオーディオブックのオーディブル
そのため、会員登録することで、両方が心地よいナレーターの音声で聴けます。
そして、初回30日間は無料のため、30日間の間に解約すれば無料で両方を読めてしまいます。
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人は話し方が9割と聞き方が9割どっちを先に読むべき?両方無料で読む方法もまとめ
いかがだったでしょういか?
この記事では、「人は話し方が9割」と「人は聞き方が9割」どっちを先に読むべき?の問いに対して、話し方を先に読んでその後、聞き方を繰り返し読むといいよと結論を出しました。
生成AIが当たり前に使われるようになり、今まで重宝されていたスキルの価値が下がったり、ほとんど無になったものもあります。
そんな中、コミュニケーション能力はAIにはなかなかマネできない貴重なスキルとして、これからも重要度は増していくでしょう。
そんなことを考え、私も50歳手前なんですが、聞き方から極めようと取り組み始めました。
確実に結果は出ています。
皆さんもぜひ試してみてください!
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- 24年目のITエンジニア
- 50歳の節目で脱サラを目指し奮闘中
- ネットショップと投資が好き
- 年1回海外に家族旅行に行くのが夢
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