応用情報技術者試験を取るメリット・デメリットとこれからの市場価値

応用情報技術者試験を取るメリット・これからの市場価値
後輩くん

これからの時代に応用情報技術者試験って価値あるのかな?

IT業界では歴史の古い情報処理技術者試験ですが、変化の激しいVUCAの時代も価値はあるのでしょうか?

この記事では応用情報技術者試験を取得した場合の市場価値を考察した後、メリット・デメリットを解説します。

あび

採用担当者としてのデータも公開します

最短時間で応用情報技術者試験を取得したいという方はこちらを参照ください。

スタディング応用情報技術者講座を現役エンジニアが分析【独学と比較】

この記事はこのような方におすすめ!
  • 応用情報技術者の市場価値を知りたい
  • 応用情報技術者のメリット・デメリットが知りたい
この記事を書いた人
あび
あび
  • ITエンジニア歴23年(現役)
  • マネージャー兼システムアーキテクト
  • 国家資格 FE・SW・SA・PM 保有
  • 底辺SEから起業を目指す
  • 輝くエンジニアを増やしたい

twitter : (@evolution_Avi)

目次

資格を取っても意味がないのか

資格を取っても意味がないのか

「資格を取っても意味ない」とか、「資格を取るよりも経験が大事」と耳にするこごがありますが、抽象的すぎるため分解する必要があります。

応用情報技術者で考えてみましょう。

日本一うまいラーメン店を経営したい人は応用情報技術者をとっても意味ないでしょう。

しかし、フリーランスのITエンジニアになりたい人は応用情報技術者を取ることに意味があります。

将来「なりたい自分」になるために、応用情報技術者を取得することが自分にとってメリットがあるかを考えることが大事です。
※応用情報技術者試験を取得するメリットは後述します。

次に、「資格を取るよりも経験が大事」について・・・、資格をとるために多くの時間を勉強に充てるより実務で経験した方が良いという主張だと思います。

確かに実務の経験は大事ですが、例えばプログラマーの人が要件定義などの上流工程やマネジメントを経験することは難しいです。

将来プロジェクトリーダーになり、上流工程もガンガン実践するために知識を習得しておこう、そのための通過点として応用情報技術者を取ろうと考えることは間違っていません。

資格の取得は将来のための自己投資であり、実務経験と比較するものではないのです。

このように抽象的な意見に振り回されず、応用情報技術者は、将来なりたい自分になるために必要かという視点で考えましょう。

応用情報技術者の市場価値

応用情報技術者の市場価値

応用情報技術者試験の受験率と合格率

市場価値を計る上でまず希少価値に目を向けましょう。

応用情報技術者試験において、直近5回の応募者数、受験者数、合格者数を整理してみました。

合格率は約23%ですが、これは受験した人の合格率です。

応募したけど受験しなかった人を含めると合格率は約15%になります。

試験時期応募者数受験割合合格割合合格者数
令和3年秋48,27069%23%7,719
令和3年春41,41563%24%6,287
令和2年10月42,39368%23%6,807
令和元年秋50,44065%23%7,555
平成31年春48,80463%22%6,605
直近の応用情報技術者試験の受験割合と合格割合

参考:IPA情報処理推進機構 統計情報

100人受験しようと思い、15人しか合格しない時点で希少価値はありそうです。

エンジニア採用担当としての意見

私は金融系システムのプロジェクトマネージャーをしているため、エンジニア採用の面談を多く行います。

だいたいいつも、以下のような条件で募集をかけます。

  • 経験5年以上が目安
  • Java、C#.NETまたはVB.NETを経験している
    ※担当するプロジェクトによって変わる
  • 内部設計、製造、結合テストを経験している

そこで応募してきたエンジニアの資格保有率を調べようと思い、直近1年間で受け取ったスキルシート103枚を分析しました。

結果がこちらです。

応募者数103人
基本情報保有者数27人
応用情報保有者数3人

103人中、応用情報技術者を保有している方はたった3人しかいませんでした。

極端に少ないような気がしますが、私の感触では応用情報技術者を保有している人は、エンジニアとして優秀な場合が多く、あまり市場に出てこないのだと思います。

実際私が採用した応用情報保有者は、みなさん大いに活躍していて市場に出て行ってません。

このような結果から、エンジニア採用担当として応用情報技術者の市場価値は高いと認識しており、採用活動における重要な判断指標として使っています。

応用情報技術者試験を取るメリット・デメリット

応用情報技術者試験を取るメリット・デメリット

応用情報技術者試験を取るデメリット

メリットを考える前にデメリットを考えてみましょう。

まずは考えやすいデメリットから。

  1. 費用がかかる
  2. 時間が必要

受験料、参考書代、通信講座を受ける場合は受講料が必要になりますし、勉強時間も当然必要です。

これをデメリットと捉えるか、自己投資(先行投資)と捉えるかは、将来回収できるかで考えると分かりやすいです。

将来飲食店を経営したい人は、応用情報技術者を活かせる場面はないでしょう。

将来回収できそうにないため、投資したお金・時間はデメリットといえます。

大手IT企業に転職して、最先端技術を使ったプロジェクトに参画したいという人は応用情報技術者は転職で有利になるでしょう。

フリーランスのITエンジニアになりたいという人には、仕事を獲得する際に自分の権威性を示してくれるものになります。

資格を取得することで、その後長期間にわたりメリットを享受できるため、投資したお金・時間の回収は容易です。

応用情報技術者試験を取るメリット

では次にメリットを見ていきましょう。

  1. 就職・転職に有利になる
  2. 高度IT人材として客観的地位を確立できる

メリットは他にも資格手当や報奨金が得られることや、高度情報技術者試験の午前試験免除が受けられるというものがありますが、ここでは長期目線のメリットに絞ります。

就職・転職に有利になる

前述しましたが、私はプロジェクトのマネージャーをしているため、エンジニアの採用面談をすることが多く、膨大な数のスキルシートを参照します。

1つ1つ熟読していては時間がいくらあっても足りないため、業務経験・保有資格・保有技術・アピールポイントなどをざっと見て、目を引くものがあれば、詳しく見るようにしています。

「応用情報技術者」が記載していたら必ず熟読します。

このように、応用情報技術者を保有していることで、未保有者との差別化になり目立つということです。

応用情報技術者を保有していると、高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能を有しているというのが公式の見解ですが、知識や技能以外にも以下のようなスキルを有していると期待させてくれます。

  • 計画を立てるスキル
  • 計画に沿って実施するスキル
  • 挫折せず継続するスキル
  • 自己研鑽するスキル

やはり、資格未保有者に比べると圧倒的に魅力があります。今転職するつもりがなくても将来のために応用情報技術者を取得しておくこと役に立つでしょう。

高度IT人材として客観的地位を確立できる

応用情報技術者は国家資格のため、国から認められたことになります。

国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。

引用元:文部科学省

また、情報処理技術者試験は知名度も十分であり、大多数のIT企業が資格手当を支給するなど客観的価値があることを示しています。

高度IT人材としてのバッジを付けることで、アピールになることは間違いないです。

応用情報技術者試験を取るメリット・これからの市場価値まとめ

応用情報技術者試験を取るメリット・これからの市場価値

いかがだったでしょうか?

この記事では、応用情報技術者の市場価値を「試験の合格率」と「エンジニア採用の実績」という視点で分析した結果、非常に希少価値ががあることを示しました。

そして、高度IT人材として客観的地位を確立した上で、就職・転職、仕事獲得で有利になることを解説しました。

価値があるということは、そう簡単には手に入らないということです。

しかし、難しいからこそ攻略法はあるわけで、正しく勉強すれば確実に取得することが可能です。

テクニック重視ではなく、勉強の考え方を記事にしていますので、合わせてご覧になってください。

短期間で効率よく応用情報技術者試験に合格したい方は、スタディングの通信講座を検討してみてください。

自分の市場価値を上げて次のステップに進みましょう!

この記事を書いた人
あび
  • ITエンジニア歴23年(現役)
  • マネージャー兼システムアーキテクト
  • 副業としてネットショップ運営
  • ITエンジニアのスキルアップネタを発信
  • 輝くエンジニアを増やしたい

Twitter:(@evolution_Avi

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