定時に帰りたいけど残業が当たり前になっている。する気はなくても、なぜか毎日残業してしまう。
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
この記事ではついつい残業してしまう原因別に対処法を解説します。
簡単に実行できるテクニックから、根本的な改善法まで、今まで試して成果が出た方法について記事にしました。
この記事を読んで明日から定時退社できるようになりましょう!
- 残業をなくす方法を知りたい
- 定時で帰れるメンタルをつけたい
- 定時内に仕事を終わらせる方法を知りたい
なぜ残業したくないのか?
まずはじめに、あなたがなぜ残業したくないのかを考えてみましょう。
- 残業をすると疲れるから
- 残業は”悪”だと思うから
- 管理職で残業代がつかないから
このようなネガティブな理由、または漠然とした理由の場合残業をなくすのは難しいかもしれません。
この記事を書いているぼくは過去10年間で10,000時間の残業をするほど残業マニアでした。平均すると月83時間です。
管理職になるまでは残業代も入るしスキルアップにもなるという考えのもと、管理職になってからは責任感から仕方ないという思いで残業が減ることはありませんでした。
しかし、あるときセカンドキャリアを真剣に考えやりたいことが見つかりました。(やりたいことは複数あり、長くなるのでここでは割愛しますが、このブログ執筆もやりたいことの1つです)
このやりたいことをするには時間が必要で、時間を捻出するためには残業をなくす必要がありました。
やりたいことと残業、どちらが大事かという問いに対しやりたいことが勝ったわけです。
しかし、仕事が嫌なわけではないし責任もあるため仕事は今まで通りこなしたい。だったらやることやって定時で帰るしかないとタイムマネジメントの研究を始めたわけです。
それから半年くらい試行錯誤した結果、今では毎日スッキリ定時で仕事が終われるようになりました。
このように、残業をしたくない信念が明確であることが重要だと思います。
ぼくの場合は、「やりたいことをするために残業をなくす必要がある」ですが、「毎日家族と夕食を一緒に食べたいため残業をなくす必要がある」でもいいし、「帰宅後に副業に取り組みたいため残業をなくす必要がある」でも良いと思います。
残業をする原因別対処法
ここからは残業をしてしまう原因別に対処法を提案していきます。
ただし、1日のスケジュールを立てていることを前提にします。「1日のスケジュールを立てた上でなぜ予定どおりに終わらないのか」の問いに答えていきます。
1日のスケジュールを立ててないのに残業している場合は、おそらく残業をしたくて残っているのだと思います。計画を立てていないと残業が必要かどうかも判断できませんので、残業をなくしたいのであれば、スケジュールを立てることは必須だと思います。
スケジュールの立て方を身につけたい方は、まず以下の記事を読んでみてください。
タスクの見積もりが甘い
人は楽観的に考える癖があります。2時間と見積もったタスクが3時間かかったり、1日と見積もったタスクが2日かかったりするものです。
その原因のほとんどは想定外のことが起きるからです。(例えば以下のようなもの)
- 前提の情報が無かったため、調査が必要になった
- 不明点があり有識者に確認したが回答に時間がかかった
- レビューで指摘が多かった
- 途中で変更が入った
これらのことをすべて事前に予想することは難しいため、想定外のことが起こっても大丈夫な時間(バッファ)を見積もっておく必要があります。
バッファの時間は業種やタスクの内容によっても変わりますし、その人のスキルレベルによっても変わります。そのため見積もりと実績との乖離を分析し、精度を上げていくしかありません。
計画に対して実績を残していき、計画と実績に乖離があった場合、は次回同じようなタスクをするときに見積時間を増やすといったことを繰り返していく感じです。
もし、経験が浅くまだ見積もりの精度が悪い場合は、当初算出した見積時間の1.5倍で見積もるなど常に多めに見積もることをおすすめします。
タスク管理をイチから見直したい場合は、タスク管理のおすすめ本を紹介していますので、こちらも参照してみてください。
割り込み作業が発生する
1日のスケジュールはキッチリ立てているのに、割り込み作業が入っていつも残業になる。イヤですよね。
ここでは2つの割り込み作業について対処法を提案します。
新しいタスクの割り込み
上司やお客様から新しいタスクを頼まれたら、基本的には翌日以降にスケジュールしましょう。
1日のスケジュールを立てているのであれば、その日に新たなタスクは入りきれないはずです。
数分で終わるタスクであれば即やれば良いと思いますが、そうでない場合は期限を調整して翌日以降にスケジュールします。
もともと今日やる予定だったタスクよりも割り込み作業の方が優先度が高い場合は、今日やるタスクを翌日以降にリスケしましょう。スケジュールを立てているのだから、1日にやれる総量を途中で増やさないことです。
毎日定常的に割り込み作業が入ってくるし、それを都度翌日以降にスケジュールできないという場合は、あらかじめ割り込み作業をする時間を決めておきましょう。
1日8時間の業務時間であれば1~2時間くらい割り込み作業用の枠を確保しておくと良いと思います。
チャットやメールでの割り込み
せっかく集中しているのに、メールやチャットの通知が5分置きに入ってくるため本来やるタスクが終わらないことありますよね。
これは都度都度反応するから振り回されるのです。
「メールやチャットは30分置きに見る」とか「1時間置きに見る」とかマイルールを決めてやるべきタスクに集中する時間を決めておきましょう。
どうしても緊急な用事であれば相手の方も電話を掛けるなりするはずです。チャットは即反応しないと失礼と思いがちですが、そんなことありません。割込チャットで本来やるべきタスクを遅らせる方が迷惑がかかると思いましょう。
メールのポップアップ通知は切っておくと良いですね
集中力が続かない
自分が集中できる最適な時間を見つけて、集中時間と休憩時間を繰り返しエネルギーを切らさないようにコントロールしましょう。
「25分集中→5分休憩」を繰り返すポモドーロ・テクニックが有名ですが、ぼくの場合は「50分集中→10分休憩」のサイクルで回しています。
色々試してみて、自分にあった集中時間を見つけましょう。
また、休憩方法によってもエネルギーの回復度合いが違ってきます。
休憩方法についてまとめた記事がありますので、こちらも参照してみてください。
帰りにくい雰囲気がある
帰れる状態なのに、上司が残っているから帰りづらい。部下が残業しているから気になって帰れない。
これが一番非生産的ですが、あるあるなんですよね。みんなが牽制し合って誰も帰らないなんてことも。
冒頭で説明したように、やりたいこと < 残業 の状態であるからこのようなことになるのだと思います。例えば今日は定時後に家族と食事の約束がある場合や、恋人とデートの約束があるといった場合は残業をせず帰るはずです。
定時に帰るのにいちいち理由がいるような職場の場合、「毎日定時後にスクールに通うことにしました」と宣言してやりましょう。
どうしても他人が気になって帰れない場合は、なにか引き取れるタスクはないかを確認し、タスクを引き取ったら翌日に実行しましょう。
他人のタスクを取った分生産性を上げないといけませんが、定時帰りの気負いは少なくなるはずです。
やることやって残業しないで帰る方法4選まとめ
ここまで残業をしてしまう原因別に対処方を解説してきましたが、根底にある考え方は「生産性を上げて効率的に仕事をやらないといけない」ということではなく、「いかに計画どおりに仕事を終わらせるか」の方が重要です。
計画が甘かったり、計画以外のことをするから残業が発生するわけで、計画どおりにいけば残業は発生しないのです。
この計画するスキルと計画どおりに実行するスキルはメンバーを管理する立場のリーダーになったときも重宝します。
ぜひこれらのスキルを身につけワークライフバランスを整えましょう!
- ITエンジニア歴24年(現役)
- マネージャー兼システムアーキテクト
- 副業としてネットショップ運営
- ITエンジニアのスキルアップネタを発信
- 輝くエンジニアを増やしたい
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