SEに向いてないと感じたとき真の原因は何か?3つの対策を解説

ミイダス
後輩くん

最近SEに向いてないんじゃないかと思うんです。

憧れのITエンジニアになったけど、仕事がうまく行かずに悩んでいる人は多いです。

しかし、SEに向いてないのはあなたが原因ですか?

職場環境だったり、人間関係が原因の場合もあるかもしれませんよね?

この記事では悩みの真の原因を特定し、原因にあった行動を提案します。

スッキリ原因を特定し、明るい未来に方向転換しましょう。

この記事を書いた人
あび
あび
  • ITエンジニア歴24年(現役)
  • マネージャー兼システムアーキテクト
  • 国家資格 FE・SW・SA・PM 保有
  • 孫請けSES ⇒ SIer ⇒ 起業を目指し中
  • 輝くエンジニアを増やしたい

X(twitter) : (@evolution_Avi)

目次

SEに向いていな人はどんな人か

SEに向いていな人はどんな人か

論理的思考ができない

SE(システムエンジニア)になると、論理的思考力が必要になります。

あび

いわゆるロジカルシンキングですね。

  • 顧客の要望を要件定義としてまとめる
  • 要件定義をシステム化するための設計書に落とす
  • プログラムのクラス設計を行う
  • カバレッジの高いテストケースを作る

SEは見えないものを分かりやすく見える形にする仕事が多いため、論理的思考が苦手な場合、各所でつまづくことになります。

コミュニケーションが下手

システム開発の仕事では、SEは様々な人とのコミュニケ-ションが必要となります。

  • お客様から要件を聞き出す
  • プロジェクトリーダーに進捗報告をする
  • プログラマーに設計内容を説明する

お客様との打ち合わせで緊張する、進捗報告がうまくできない、設計内容が伝わらない。

コミュニケーションが上手くいかないと、プロジェクトに支障をきたします。

チームでの仕事が苦手

システム開発で1人で完結する仕事というのは稀です。

ほとんどの場合、数人~数十人のチームで進める形になります。

そのため、他のチームメンバーと協調して様々なルールを守る必要が出てきます。

  • 設計書を作成し終えたらチェックリストでチェックする
  • 成果物は必ずレビューを受ける
  • 毎日17時に進捗報告をする

ルールに縛られるのが嫌とか、他人のペースに合わせられないという方は居心地が悪いでしょう。

責任感が強すぎて思いつめる

SEの仕事は想定外のことがたくさん起きます。

  • お客様と要件の認識違いがあった
  • テストをしたけど、バグが混入していた
  • 本番稼働後にシステム障害が発生した

これらのことに真摯に対応するのは良いのですが、すべて自分の責任と感じて思いつめると体がいくつあっても足りません。

責任感は必要ですが、強すぎると自分を壊してしまいます。

はたしてSEに向いてないのか?

はたしてSEに向いてないのか?

SEに向いていない人の特徴を4つ挙げてきましたが、これらの特徴ははたしてSEに向いてないのでしょうか?

  • 論理的思考ができない
  • コミュニケーションが下手
  • チームでの仕事が苦手
  • 責任感が強すぎて思いつめる

SEに限らず、あらゆる仕事に必要なスキルですね。

というより本当にできてないのでしょうか?苦手なのでしょうか?

もし、これらが問題と捉えるならば、自分で解決できる問題なのか、職場環境による問題なのかハッキリ切り分けた方がよいです。

なぜなら対処方法が異なるからです。

SEに向いてないと思われる真の原因を考える

SEに向いてないと思われる真の原因を考える

行動を起こしやすくするために、原因を2つに単純化します。

  • 職場環境が原因
  • 自分自身が原因

それぞれどちらに当てはまるのかを考えてみてください。

職場環境が原因の場合

社内教育

職場の取り組みで、技術研修やセミナー、eラーニングなどの教育は行われていますでしょうか?

論理的思考やコミュニケーションは、もちろん経験しながら培っていくものですが、基本的な知識がないと伸ばそうにも伸ばせません。

教育にコストを割かない企業は、我流のノウハウが受け継がれるため、汎用性がなく、使えないスキルばかりを身につけることにもなりかねません。

パワハラ

上司が異常に厳しかったり、客先常駐の仕事で、常駐先の社員が高圧的であったり、いわゆるパワハラを受けてないでしょうか?

定常的にパワハラを受けていると、「怒られないようにしよう」、「相手の気に障る言動は控えよう」という方向に意識が向くため、本来のスキルが発揮できません。

常にコミュニケーションを取りやすい環境を作るのは組織やチームのリーダーの役割です。

質問しにくいとか、話しかけづらいとか、まともに答えてくれないとうのはコミュニケーションが下手なわけではなく、職場環境が悪いと言わざるを得ません。

長時間労働・休めない

働き方改革が進んで長時間労働は減少傾向にありますが、まだ残業ありきで仕事をやっている会社は多いです。

長時間働いても生産性が低かったり、品質が落ちたりすると意味がありません。

なのに、残業が多い人が評価されていたり、定時に帰りにく雰囲気がある職場はまだまだあるようです。

厳しいスケジュールでタスクを振られ、割り込み作業も入ってくる。

進捗が遅れそうと報告しても、リスケをしてもらえず、結局残業でキャッチアップするようでは目の前の仕事にいっぱいいっぱいになり、新たなスキル習得を行うことも難しいでしょう。

自分自身が原因の場合

自信が持てない

満足のいく職場環境で働いているけど、SEに向いてないと思っている方は、自信が持ててないのでしょう。

なぜ、自信が持てないかというと、成長するために自己研鑽を行っていないか、他人と比較しているからです。

他人ではなく過去の自分との比較を行うようにすると、成長していることが実感でき、自信はついてくるものです。

そして自己研鑽の量が自信の大きさに比例します。

経験が浅い

そもそも、SEになりたてで経験が浅い場合は、SEに向いてないのは当たり前です。

経験を積むことが解決策のため、気にする必要はありません。

失敗ばかり繰り返す

失敗ばかり繰り返す場合、それが初めての失敗であれば問題ないです。

初めての取り組みで完璧にうまく行く方が珍しいでしょう。

失敗した場合、原因を追究して対策を考える。そして次に同じことを実行する際に改善する。
これさえ続けていれば、同じ失敗は繰り返さないようになります。

もし、同じ失敗を繰り返しているのであれば、「手順書やチェックリストを作る」という対策を立てることで改善できます。

原因別あなたが起こすべき3つの行動

原因別あなたが起こすべき3つの行動

キャリア面談を受け、転職を検討する

まず、職場環境が原因の場合、はっきり言って環境を変えることをおすすめします。

特にパワハラなどのハラスメントを受けている場合、できるだけ早く環境を変えた方がよいです。

なぜなら、SEを続けていくにはスキルアップが必須なのですが、ハラスメントを受けている精神状態では指示された目の前のことでいっぱいいっぱいになり、スキルアップする余裕がなくなるためです。

仮にパワハラ上司の指示でスキルアップしたとしても、外発的動機(やらされ仕事)のため、内発的動機(自分から進んでやる)に比べて成長スピードが遅いです。

もしあなたが客先常駐のSESで働いている場合、社内SEへの転職を検討してみはいかがでしょうか?

まずは心理的安全性を確保した上でスキルアップを考える方が効果的です。

社内SEへの転職エージェントの選び方を記事にしていますので、ぜひご覧ください。

情報処理試験を取得する

SEとしてスキルアップし続けるには、知識を習得し、失敗しながら高速で改善を繰り返し、レベルアップしていく必要があります。

自信を付けるための行動サイクル

SEとして必要なスキルはたくさんありますが、エンジニアとしてのスキルの土台を固めるために、情報処理技術者試験を取得することをおすすめします。

国家資格を取得することにより、市場価値も上がるため、いざ転職しようとしたときにも有利になります。

情報処理試験は、応用情報技術者試験から価値が高くなってきます。

最短で応用情報を取得したい場合は通信講座を検討してみてください。

適性診断を行う

自分がSEに向いてないのか、はたまたその他の職種に向いているのではないかと、悶々としている方は、一度適正診断を受けてみるとよいです。

自分の強みを明確にして、次の行動を決めてはいかがでしょうか?

ミイダスのコンピテンシー診断は無料で行え、「正確だ」と評判もよいです。

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ミイダスの適性診断がどのようなものか知りたいかたは、私がすべての適性診断を実施して、自己分析をした記事がありますので、こちらを参照ください。

SEに向いてないと感じたとき真の原因は何か?3つの対策を解説まとめ

SEに向いてないと感じたとき真の原因は何か?3つの対策を解説まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事では、SEに向いてないと思われる原因を以下の2つに分類しました。

  • 職場環境が原因
  • 自分自身が原因

職場環境が原因の場合は、環境を変えることをおすすめしました。

そして自分自身が原因の場合は、スキルアップをするために、まずは情報処理技術者試験の取得を目指すことをおすすめしました。

最後に、「SEに向いてないか」分からなくなってきた方に、適性診断をして自分自身を見つめ直すことをおすすめしました。

働いている人ほぼ全員に悩みはあると思います。

しかし、必ず解決策はあります。しかも複数。

その解決策は行動した先に見つかりますので、小さくてもよいので、自分ができる範囲の行動を起こしてみてください。

「今の仕事は自分の天職です」と言える日がきっと来るはずです。

この記事を書いた人
あび
  • ITエンジニア歴24年(現役)
  • マネージャー兼システムアーキテクト
  • 副業としてネットショップ運営
  • ITエンジニアのスキルアップネタを発信
  • 輝くエンジニアを増やしたい

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